「プリンス・オブ・ブロードウェイ」以来の柚希礼音さん。
ほぼ5年ぶりと言うことになりますね。
再演の「マタ・ハリ」に行ってきました。
なにかと評判のよろしくないブリリアホール。
席は一階のかなり見やすいところでしたが、全体的に座席の傾斜がないのでかなり見づらい席も多そうだ。
見る方の立場に立ったホール作りに心がけてほしい。
キャストは上記の通り。
ちえちゃんマタハリは、初め男役ぽい声だったのですが、アルマンと出会ううちに本来の地声である女性らしい可愛らしい話し方になってきて、私もどんどん話に引き込まれていきました。
当代随一の人気ダンサーのプライドや貫禄、対照的にアルマンに見せる女性の繊細な気持ちをよく表現していたと思います。
骨格がしっかりしているのでガリガリには見えませんが、肋骨がはっきり見えるくらい痩せていました…。
田代さんのラドゥーは、マタ・ハリをスパイに利用するも、彼女への愛を拒否されて拗らせてしまったイヤな男を好演。
アルマンの東啓介さんがかなり背が高く、スタイル抜群なので、ちえちゃんと良きバランスでした。個人的には東さんは若い頃のHAKUEIを彷彿させた。
衣装係アンナの春風ひとみさんはマタ・ハリの母親的立ち位置で優しく見守った。ベルばらの断頭台に向かう前のアントワネットとロザリーみたいな感じ。
宮尾俊太郎さんはもう少し踊る部分があると良かったな。