PR 清朝

【2019年北京】故宮博物院、建国70周年で人多過ぎ

2019年12月18日

中華人民共和国建国70周年の今年、10月という行楽シーズンもあって国内外から多くの観光客が押し寄せていました。
特に地方から来た団体や修学旅行や遠足の学生たち、欧米人が少し見かけましたが、日本人にはほとんど遭遇しませんでした。

故宮の入場は前売制です

故宮の入場券は数年前から前売り券となっているため、あらかじめネットで購入しておく必要があります。
ただし、故宮博物院公式は中国国内の携帯番号を持っていなければ、購入できません。
私のような番号を持っていない人は、TripAdvisorなどで購入しておく必要があります。

手荷物検査もあるので多めに時間をみておくこと

気をつけなければならないのは、天安門手前で荷物検査を受け、端門、そして入場門となる午門にいたるまでにかなり急いで40分かかりました

故宮は入場制限をかけているので、チケットを買うときに入場時間を選んで買わなければならないので、行楽シーズンに行かれる方は、天安門西駅または天安門東駅下車+1時間程度余裕を見ておくと良いかもしれません。

とにかく手荷物検査でめちゃくちゃ並びますし、そこからは相当スローペースに進むので時間的な余裕が必要です。

手荷物検査で並んでいる際に、北京にずっと住んでいるというおばあちゃんが話しかけてきました。
どうやら日本語が珍しかったようで、「どこの国の言葉か?」と聞いてきました。その後並んでて暇だったこともあり、「北京で何食べた?」「日本は行ったことないけど行ってみたい」などと話してくれました。

こちらからはおすすめの食べ物を聞いたのですが、北京ダックの店の名前を聞き取れず、残念><
便宜坊でも全聚徳でもなかったので、本当に地元の人だけがいくような近所の店だったのかもしれず、聞き取れなかった自分が少し悔しかったです。

参観ルート

今回の参観ルートは、西へ東へちょっと忙しめに移動するルートです。

・太和殿→保和殿→乾清宮→交泰殿→坤宁宫とまっすぐ進む王道ルート
・翊坤宮→储秀宫→乾清宮に戻って
・西側のエリア、钟表馆(時計展示エリア)→九龍壁→寧寿宮(宝物館)→養性殿→楽寿堂→颐和軒→景祺阁まわりの建物→寧寿宮→楽寿堂→珍妃井

↓地図で辿るとこんな感じです↓

▲ピンク色は行ったところ、青色は今回入れなかったところです。

 

写真と共に順を追って行こうと思います。

・天安門広場

・午門

・乾清宮&正大公明の額と玉座

・翊坤宮

・储秀宫

・果てなく続きそうな赤色の壁

・どこか忘れましたが、現在未公開のエリアを覗いてみました。

・钟表馆
前回は確か奉先殿内での展示で、とりわけ背の高い木製が黒檀かの大時計を見て大変感激したものですが、展示場所が移転となっており、普通にガラスケースの中に入れられた博物館のような展示形式でした。なので小さめの細工の細かい宝石のたくさん散りばめられた贅沢な時計をたくさん見ることができました。
修復したり展示物を一定タイミングで切り替えているのでしょうか。あの大時計は国外には持ち出せないと思いますので、ここへきたら是非見たいものの一つです。

<参考>大時計
後ろにいる人や天井と対比するとその大きさが分かります。

・九龍壁の辺りの閑散としたエリア
なにもないから誰もいないのですが、結構こういうとこも趣がありますよね。
(消化器除く)

・一角に井戸を見つけました。珍妃井ももともとは屋根付きだったのかもしれません。
井戸は閉じられ、重石が置いてあります。

・寧寿宮
宝物館としてインテリアや髪飾り、小物などを展示。

明代の皇后冠

清朝皇后(妃嬪?)の冠

カワセミの羽を用いた髪飾り。<流蘇>というらしい。歩くたびに揺れて非常に美しいのです。
「如懿传」の周迅の髪飾りが小刻みに揺れているシーンを見て「おっ!」と思いました。きちんと再現していて大変優雅でした。

琺瑯の物入れ?

翡翠の魚

如意

仏塔?の細工の細かさ

なかなか可愛らしいえんとつ

養性殿
後ろの棚に色々なアイテムが収められていてミニチュアみたいで素敵ですが、この写真はもしかしたら楽寿堂のものかもしれません…><

楽寿堂
前回時はほとんど何もなかったのですが、西太后の住まいとして非常に整えられていました。

 

 

↑部屋として整えられたのでベッドの前には行けなくなってしまいました。(左:2015年 右:2019年)

 

これは和田玉でできているらしいのですが、値段がつけられなさそうです。
新疆の和田玉はもうほとんど取れないらしいです。

(左:2015年 右:2019年)

   

 

ちなみに珍妃井に行く前に、景祺阁周りの建物をうろうろしていました。
実はこちらの記事で触れた「珍妃の冷宮」場所がどこかを知りたかったので、スマホ片手に探してみたのですが、やはり見つけられませんでした。

なんとなくこっちかなとそれらしい景色の場所に進んでみたのですが、鍵がかかっておりまして、入れなかったのです。やはり本に掲載されていた写真は非公開地区かもしれませんね。

 

   

 

珍妃井と懐遠堂
姉の瑾妃が妹を祀るために建てた懐遠堂です。

 

 

 

観光シーズンど真ん中に来てしまい、あまりの人の多さに辟易してしまいました。
また団体も非常に多く、飲み込まれないように見て回るのもなかなか大変でした。

それとこれだけ人が多いとマナーの悪いじいさんも多かったです。

特に年配の団体などは、だだっ広い畑で会話してるかのようなバカでかい声で話してたり、かたやリンゴの種をその辺にペッと吐き出す者、ツバを吐く者、ポイ捨てする者などなかなか酷かったです。

恭王府と頤和園はまた今度。

 

[the_ad id="1286"]

  • この記事を書いた人

Satsuki Nosaka(乃坂皐月)

幼少期からバレエを習い、中学生の時に文化庁の日中国交20周年記念の中国公演に参加。大学受験とともにバレエをやめ20キロ太る。 宝塚歌劇はまんべんなく観劇。個人レッスンと中国時代劇でゆるく中国語学習中。先日念願のミニドラマ翻訳を行う。 本業はWeb関連会社の代表。 学生時代からの目標である満員電車に乗らないで生活することを叶え、Web業界でのサラリーマン生活の後、起業。

-清朝