2009年のボリショイバレエのドン・キホーテ以来のナターリア・オシポワです。
ずっとずっと待っていたお客さんも多かったようで、(私も楽しみに待っていました)拍手喝采でした。
バジルのムンタギロフも品があってテクニックも強くて素晴らしいですね。
だいぶ前に見た時は才能あるものの一味足りない感じが、今回数倍よくなっていて、オシポワのパワーにも負けることなく己の個性を発揮していました。
本作品のドン・キホーテはアコスタ版。
難易度の高い振りつけよりも演技的な要素が強いように思え、少々物足りない個所もありました。
それとオシポワですが、お久しぶりのご祝儀拍手をたっぷりしてきましたが、調子がイマイチ?なのかフェッテが少々危なっかしいように思えました。
あと少しぽっちゃりしたのではないかと思います。
二の腕がムチッとしてました^^;もう30超えてますもんね。
エントランスのジャンプはあれ!?と思いましたが、2幕のコーダのグランジュッテは助走なしで軽々飛んでいたので心配は吹き飛びました。
改めて思うのは、こんなエネルギーを持つダンサーはなかなかいないということ。
かつてのパトリック・デュポンとかもそうでしたが、出てくるだけで一変する空気感を持つダンサーは稀有ですね。
好き嫌いを選ぶダンサーなので異論はあるかと思いますが、私はやはりすごく好きです。
できればマノンをロイヤルオペラハウスで見たいものです。
それとエスパーダが少々小柄のダンサーだったので、平野さんが見たかったです(´・ω・`)