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皐月
本業はWeb関連会社の代表。 学生時代からの目標である満員電車に乗らないで生活することを叶え、デザイン・Web業界でのサラリーマン生活の後、起業。 幼少期から大学受験まで習っていたバレエ・宝塚など毎年観劇多数。 中国清朝時代とその時代のドラマ愛好家。 美容愛好家(薬機法管理者・コスメ薬機法管理者・化粧品成分検定1級)
16日公演のドロテ・ジルベールとユーゴ・マルシャンの濃厚な情欲を感じさせた「マノン」から一夜明け、今日は今年アデューのミリアム=ウルド・ブラームと全幕はもう最後かもしれないマチュー・ガニオの「マノン」を鑑賞しました。 昨日のドロテ&ユーゴ組の「マノン」と比較するとこちらはマクミランの言う「マノンが自分のことをよくわかっていない」マノンそのものでした。 原作はいまさら読んでいる途中です。 ミリアムのマノンは天衣無縫。無垢な美しさに惹かれる大人たちに戸惑いや躊躇を見せる少女で、なにものにも触れられていない純粋 ...
パリ・オペラ座バレエ団来日公演「マノン」の初日、ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャンを鑑賞しました。 「マノン」といえば英国ロイヤル・バレエ団の十八番ですが、これはなかなか。噂によるとパリでも大層評判が良かったといいますが、それもうなずける上演でした。 おそらく「マノン」という演目の定型からは少し離れるのかもしれませんが、ファム・ファタールのマノンとそんな女を愛してしまったデ=グリューという主人公のフランスの恋愛映画を見たかのようでした。 そもそもマノンはファム・ファタールを描いた初めての文学とも言える ...
楽しみにしていたアマンディーヌ・アルビッソンが降板し、エトワールのパク・セウンが代役となった本公演。 2024年パリ・オペラ座バレエ団来日公演「白鳥の湖」の締めとなる公演である。 初日観劇時、1幕のコールドバレエがかなりとっ散らかっていてかなり不安を覚えたものの、今日は初日とはうって変わって初めから良い感じでした。 ジェレミー・ル=ケールはオデットに出会えた時の喜びとオディールに騙された後は階段に倒れ込むほどのショックを見せ、喜びも悲しみもそのままに純粋な王子を表現。伸びやかに踊りつつも少々ジャンプの着地 ...
2020年以来、実に4年ぶり。パリ・オペラ座バレエ団がの来日公演です。今回は「白鳥の湖」と「マノン」。 そして初日「白鳥の湖」はエトワールとなって初めて日本でオデット、オディールを踊るオニール八菜さん。 本日のキャスト表 大入りの幕が入り口にかかっていました。 そしてシャネルマークのプラカードを持ってお客様を待つスタッフが…メゾンの顧客向けにご招待でもあったのでしょうか。大勢の観客でロビーはごった返していました。 さて私は久しぶりのパリ・オペラ座バレエ団のヌレエフ版「白鳥の湖」。アニエス・ルテステュ以降、 ...
「とうとうとべに」まずタイトルの字面の美しさに惚れ惚れしませんか。 吉原遊郭の暗闇から赤い照明がぼんやりと見えるようなイメージが真っ先に浮かんできました。 しかし「滔々と」は表現力の乏しい私にとって、聞き馴染みがないため意味を調べてみましたが、滔々と(とうとうと)とは、水や話などがとめどなく流れる様を表すそうです。そして紅はやはり遊女を連想させます。襦袢、口紅、血の色…。「滔々と紅」はつまり「遊郭の花魁の人生を連綿と綴ったもの」であり、吉原遊郭の末端まで生き生きと感じられる漫画になっています。 貧しい小作 ...
「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子先生が亡くなった。急転直下の訃報であった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/00b5dcc3fca9ea5bee7161482d1f97ce2f1d1061 ダムに身を投げてしまわれたいうことで、各界に衝撃が走っている。 私も多分に漏れず昨日ドラマの脚本家である相沢友子氏のインスタが話題になっているのをみて、脚本家としてずいぶんな言い草だなと思っていたところでした。 しかし芦原先生が自死してしまったとは言葉がありません。 芦原 ...
谷桃子バレエ団のYouTubeが話題になっています。 ドキュメンタリー要素あり、応援要素あり、いままであまり見れなかった舞台の裏側や役に向かうダンサーたちの心情もうかがいしれるバレエを知らない人も楽しめるものになっています。 撮影されているダンサーや監督の高部尚子さんは良いことも悪いことも全部映像に撮られているので負担も多いと思う反面、各動画は数十万の動画視聴数でコメントも多く、実際に公演を見ようと思ってチケットを買う人も増えるように感じます。 私は22歳でオデット&オディールに抜擢された森岡恋さんに注目 ...
ブログにしていませんが、前回「1789」星組観劇で1幕でおしまいと言う珍しい経験をした私。 週刊文春にも目をつけられた「礼真琴 突然の休演」のニュースは、突然ポロポロ泣き出しと言うところは首を傾げたものの、明らかに顔色が悪くひどいやつれ具合であったと言うことだけは見てわかることでした。 そして待ち望んでいた休養後の復帰舞台は、人気大作インド映画「RRR」とショー「Violetopia」の二本立てです。 映画さながらの「ナートゥ・ナートゥ」に大きな拍手が こっちゃんとありちゃん(暁千星)二人ともダンスが素晴 ...
2024年、来年の手帳は何を使いますか?仕事とプライベートにどれくらいの割合を割いて何をどのくらい書くかでいつも決めています。今年は色々悩んでいたらパーペチュアルカレンダーのレフィルが気に入った関係でユリスPMの手帳カバーを新しく購入しました。今年の決め手となった要因を持っているエルメスの手帳カバーやレフィルデザインをいくつか比べながら検討してみました。 2015年を境に手書きの手帳を使わなくなっていました。そしてずーっとスマホのスケジューラー。 ノートに取るほど多くなく、スマホでメモするとばらけて見にく ...
3部で構成された中劇場で行う公演。1部は若手のパ・ド・ドゥ集でチャレンジングな意味合いも強い。2部はプリンシパル木村優里さんファーストソリスト木下嘉人さんの振り付け作品。そして3部がナチョ・デュアトの「ドゥエンテ」。 『ラ・バヤデール』第3幕より【出演】廣川みくり 石山 蓮 トップバッターはやはりプレッシャーがかかるのでしょう。廣川さんは緊張が強いように思え、いつもの感じではありませんでした。ヴェールのパドドゥで少しミスがあったりしましたが、踊り込めていない、役をモノにしていない感はありました。 『眠れる ...