ブログにしていませんが、前回「1789」星組観劇で1幕でおしまいと言う珍しい経験をした私。
週刊文春にも目をつけられた「礼真琴 突然の休演」のニュースは、突然ポロポロ泣き出しと言うところは首を傾げたものの、明らかに顔色が悪くひどいやつれ具合であったと言うことだけは見てわかることでした。
そして待ち望んでいた休養後の復帰舞台は、人気大作インド映画「RRR」とショー「Violetopia」の二本立てです。
映画さながらの「ナートゥ・ナートゥ」に大きな拍手が
こっちゃんとありちゃん(暁千星)二人ともダンスが素晴らしいので「ナートゥ・ナートゥ」を本当に楽しみにしてきました。
左足がつらすぎるなコレ・・・
ストーリーは簡単にいうと背景にまた大悪党の大英帝国がいますねw
英国植民地時代のインドで、英国軍に捕らえられた少女を救う使命を負った男と本来敵対するはずの英国警官が事情を知らずに友情を芽生えさせていく。
映画.com
少女を救う使命を負った男=コムラム・ビーム=礼真琴
本来敵対するはずの英国警官(インド人)=ラーマ・ラージュ=暁千星
ビームが真っ向からぶつかっていくのに対し、ラーマは一旦敵に降伏したフリをして目的を達成しようとする違いがあります。
手段や背景は違っても二人が目指すところは同じ(英国からの解放)なのに、途中すれ違いが生じるところは非常につらい。
こっちゃんはいでたちがアテルイ風味があるなあと思っていましたが、ポスターを見ると全然血あいますね。
こちらは日本の野生戦士、ラーマはインドのそれかと。
「ナートゥ・ナートゥ」の組全体で醸し出す一体感がとりわけ素晴らしかったです。
こっちゃんは特にリズム感がピカイチでもう見てて気持ちがいい。
火事のシーンで、火が広がるところから消火の水までを赤と青の布を使った群舞で表現したところはわかりやすくて記憶に残っています。
それでいうとビームは火属性、ラーマを水属性と見せてもいるんですよね。
映画もPRやポスターで色分けされていましたが、ポケモンみたいで当人の性格を表すような色を振り分けているのでわかりやすくて良かったです。
極美慎くんは舞空瞳ちゃん演じるめちゃくちゃ良い英国人のジェニーちゃんの婚約者役ですが、原作にはそういう設定はないようで、極美君の番手に応じた設定追加だったようです。
初めはイヤミな上流階級のキザ男ですが、最後の方ではジェニーちゃんと一緒についてきて結構いいヤツ風味を出してきてなかなかいいキャラしてますのでこれも注目です。
実は映画は触りだけ見たんですけど、初めの少女がお金で買われるシーンがなかなか横暴すぎてひどかったです。(さすが鬼○米英)
プロローグが良かったもののやや解釈が困難なVIOLETOPIA
演出家・指田珠子の宝塚大劇場デビュー作でテーマが宝塚の色を表す「すみれ色(Violet)」にTOPIA(場所・郷)を合わせた造語。
テーマが時代や国を超え、劇場の光と闇を描く豪奢なレビュー作品ということであります。
ちょっとメインの曲は短調でビジュアル系風味がありましたね。これは結構好きです。
そしてひっとん(舞空瞳)のこの衣装。小林幸子女史か美川憲一様と同じようにこれが似合っちゃうのがすごいんだわ。
しかし今回はちょっとこっちゃんの衣装がイマイチよくなかった。
でも周りがキラキラなのにこっちゃんが一人さすらい風の衣装はストーリー上とはいえ、いかがなものかと。
VIOLETOPIAに彷徨った誰かという設定か?
中詰の衣装、これは全く良くなかったですね。
男役さんたちは、志茂田景樹先生や楳図かずお先生風でどうもダメでした。なんちゅうもんを着せるんやと。
こちらも同じ。娘役の衣装もなんとも言い難い。
プログラムを見ていないんでどんな世界観を表現したかったのかはわかりませんが、売れない画家と娼婦のように見えましたがどうなのでしょう。
こっちゃんのキックが素晴らしすぎるのはすごく覚えています。
そしてパレードのひっとん。衣装(と本人)めちゃくちゃ可愛かったです。