バレエ

250429東京バレエ団ファンミーティング 宮川&秋山&金子&大塚

ゴールデンウィークが始まりました。

駐車場がどこも満車でギリギリに会場に着きましたが、開始時間がちょっと押したので助かりました笑。

今回のファンミは宮川新大さん司会。秋山瑛さん、金子仁美さん、大塚卓さんに2024年のイタリアツアーのお話から今後のラインナップの見どころ、伝田カラボスさんと池本ブルーバードさんwを含む皆様からの質問に答えるコーナーまで盛りだくさんのトークショーでした。

宮川さんの司会がとてもお上手でツッコミもいい感じ。司会の宮川さんはMCの練習をしていたのでクラスレッスンは出ていなかったようですが、他の三人の方はクラスレッスンの練習着のままでした。大塚さんがなかなか面白いのと、金子さんは舞台で見るより小柄で可愛らしかったです。

簡易的なメモをとって書き起こしたのでダンサーの言葉そのままではないものもたくさんあったり、ニュアンスが異なる可能性もあることご了承ください。

まずは2024年のイタリアツアーの話から。

大塚さんの提供した4枚の写真と一言コメント。一枚をのぞいて全て食事をしている写真でした。水曜どうでしょうの大泉洋さんが好きで、大泉さんぽく食べてみたといいます。カリアリでは午後9時からの公演もあり、色んな意味で大変だったそうです。

成田空港で本を読んでいる写真も一枚あり、秋山さんとの何かしらエピソードがあった様ですが、秋山さんが言わないでほしいとのことで、残念ながら非公開でした。

金子さんの写真は楽屋での伝田さんと秋山さんとの写真。
牢獄みたいで寒い楽屋だったそうで、おまけにトイレがうるさくて鍵がかからなくて大変だったそうです。

宮川さんはカステラーナ洞窟の写真で、国内でも洞窟をたくさん見に行くことがあるそうですが、桁違いに良かったとのことでした。海外公演の時は、公演やレッスンの合間に観光に行くのも楽しみなのだそうです。

秋山さんの写真は夕焼けの空。色んな写真をたくさん渡したのに空の写真が採用されたそうです(笑)

移動はバスで長時間ということもあるそうですが、フライトよりも負担が少ないように思うと宮川さん。

次に今後上演する「ジゼル」「ザ・カブキ」「M」について。

「ジゼル」は2週間後に上演なのにリハーサルがまだだとのことでした。秋山さんは次回のジゼルで初めて宮川さんとパートナーを組むとのことで新たな化学変化を楽しみにしているとのこと。

「ザ・カブキ」については新国立劇場のオペラパレスに「討ち入りします」との表現をした宮川さん。「M」も5年ぶりということで…私も実は初めて見に行く予定です。

※「ザ・カブキ」のスカラ座でのエピソード(スカラ座の床が斜めで能のシーン?のポーズが大変で足がプルプルしながら頑張った?)は私が見たことない作品でピンと来なかったので…スミマセン割愛します。。

皆様からの質問コーナーということで、伝田カラボスさんから「緊張のほぐし方」の質問が(笑)

金子さん:緊張しいなのでゆっくり深呼吸して、最後は亡くなったおじいちゃんや故・飯田元団長に祈るとあたたかい空気に包まれる気がする。

大塚さん:緊張はほぐれない。ほぐさなくても良いのでは系。深呼吸をしてスクワットする。

秋山さん:朝劇場入りする時とか舞台に出る前に自分の踊る音楽を必ず聴く。

今回の「眠り」公演ではオーロラの出のシーンが緊張するので、永久メイさんと「ずっと花のワルツやっててほしいね」なんてお互い話していたそうです。

「眠り」はオーロラ姫が3幕の鬘変えがすごく大変で、「くるみ」の王子がタイツを早く履き替えないといけなくて、早替えで大変なのだそうです。

宮川さん:今回は(「眠り」)特に緊張したとのこと。(ゲストの永久メイさんの相手役だったからかな?)最近は良い意味でリハーサル以上のことをしない様にしている。本番で気合を入れすぎて空回りというより、積み重ねることを大切にしているそうです。

池本ブルーバードさんから「皆さん細いですが、公演前に何を食べていますか?チキン南蛮弁当食べたら元気になれますか?」というちょっと面白い質問が。

チキン南蛮弁当を食べていたのは大塚さんのようで、明らかに彼に向けた質問の様でしたw

大塚さん:食べないと痩せるタイプ。その日、お昼外でチキン南蛮弁当を食べて、夜おにぎりとクリームパンを食べた。食べないとリハでお腹が鳴る。

秋山さんによると今回のリハで一緒に踊っててお腹がなってたとのこと。

金子さん:本番前食べられない。食べなきゃいけないとお菓子とかバナナ持ってくるけど、食べないから日に日に積み上がっていってしまう。

おにぎりを3口とウィダーインゼリーでエネルギー補給して、終演後に美味しくご飯を食べる。

秋山さん:あまりパンを食べない。ダンサーはお米を食べる人が多い。おにぎりとゆで卵を食べる。公演中ニューデイズ(文化会館近くのJRのコンビニ)のゆで卵が売り切れてた。

金子さん:カステラとか人気。

伝田さんと池本さんがたくさん食べて寝て、起きてすぐステージに行くタイプ。

逆に宮川さんは30分前に余裕を持ってステージ袖に行くとのこと。

プロのダンサーになろうと思ったのはいつ?

秋山さん:わからない。踊ることが好きで続けるためにはダンサーをやるしかなかった。フリーの選択肢もあるけど、全幕バレエをやりたかった。東京バレエ団とのご縁があってプロをやっている。

宮川さん:留学したことが大きい。12歳でジョンクランコバレエ学校に留学してシュツットガルトバレエ団を見た。「ロミオとジュリエット」でエヴァン・マッキーがロミオ、ザイツェフがマキューシオ、ジェイソン・レイリーがベンボーリオだった。クランコ版のトリオで踊るところがカッコよかった。

元々ゲームをかってあげるからと言われて11歳でユースアメリカグランプリに出たけど…まだゲームは買ってもらってないとのことです。

大塚さん:小6の時に大学に行かないと決めてた。お母さんがはバレエやってたからバレエ始めたけどお父さんは大反対だった。ある日運動会とコンクールが重なったけど、お父さんは「小6の運動会は一度きり。バレエコンクールは何度もあるだろ」と反対したが、結局運動会は雨天中止だった(笑)

バレエを続けてたら次第にお父さんもパリオペのDVDとかを自分で買ってみるようになった。プロになることに意識していたというより、踊るのが好きだった。

金子さん:小6の文集でバレリーナになりたいと書いた。中2で劇団四季のミュージカルを見て心揺れた。受験でバレエは半年休んだ。海外で学んだのではなく自分は純国産バレリーナ。小さな教室出身だったので、外へ外へと思って東京バレエ学校に入って佐野志織先生との出会いが大きかった。

一番緊張した役

大塚さん:初役でベジャールの「火の鳥」をやった時。2~3日前に通し稽古をしたがスタジオの空調が壊れた。真夏だったので脱水症状と熱中症になり夜中点滴したりした。リハできなくて体調不良のまま本番に向かった時

宮川さん:直近では昨日と初日。「ザ・カブキ」の由良之助役は家で討ち入りしたいほど毎回緊張する。作品が作品なので別の意味で緊張する。

金子さん:「ドリームタイム」が緊張した。物音一つ立てられない。いつも袖に見にくる斎藤友佳理さんも来ない。友佳理さんも踊ったことがあり、その緊張感を知ってるから。

秋山さん:ジゼルを初役でやった時。弾けるような楽しい役がそれまで多かったからどうしていいかわからなかった。作品的に精神的に大変。

最後に写真撮影タイムがありました。

ダンサーの方がどのように本番まで過ごしているのか、どのように日々作品と向き合っているのかなどを知れる貴重な時間でした。

  • この記事を書いた人

皐月

本業はWeb関連会社の代表。 学生時代からの目標である満員電車に乗らないで生活することを叶え、デザイン・Web業界でのサラリーマン生活の後、起業。 幼少期から大学受験まで習っていたバレエ・宝塚など毎年観劇多数。 中国清朝時代とその時代のドラマ愛好家。 美容愛好家(薬機法管理者・コスメ薬機法管理者・化粧品成分検定1級)

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